長い間海外営業をやっていると、ラッキーなプロジェクトに関係することもあります。
今から20年以上前になりますが、日本政府主導のプロジェクトで、ハワイ島のマウナケア山頂に天文台を作ることになりました。
多くの皆さんもご存じの、すばる望遠鏡です。
このプロジェクトには、日本の多くの企業も参画しており、私が勤務する会社もその一翼を担うことになりました。
仕事でハワイに行くなどあまり経験できないと思い、当時若かった私は一番に手を挙げてこのプロジェクトへの参加を希望し、見事にチームに入ることができました。
いろいろな意味で困難なプロジェクトであったため、様々な苦労話やおもしろい出来事が満載です。
すばる望遠鏡
この望遠鏡はハワイマウナケア山頂に設置されており、望遠鏡の主鏡口径8メートルを超える当時では世界最大の光学赤外線望遠鏡です。
この場所に設置する理由はいくつかあります。
まず、赤道に近いこと。赤道に近いということは、天球の北から南までほぼすべて観測が可能になります。
日本からだと、南十字星が見えないなどありますよね(沖縄あたりまで行けば見えるともいわれてますが)。
それと同じで、例えばオーストラリアからは北斗七星が見えない。
これが赤道だとほぼカバーできるということです。
2点目は、マウナケア山頂は標高4200メートル。富士山よりもさらに500メートルくらい高いのです。
標高が高いと雲の上に山頂が頭を出していることも多くなり、その分晴天率が高くなります。また山頂だと空気が薄くなるので、その分空気の揺らぎなどが抑えられます。
さらに、マウナケア山自体が、大きな丘みたいな形になっており、これだけ高い山であるにも関わらず、山頂付近でも結構平らかになっているのです。
ということで、施設を建設するのに都合がいいということです。
実際、山頂付近には、各国の天文台の施設が林立しており、まるで月面基地のようになってます。
ハワイ島ヒロ市
ハワイ島にいかれたかたはご存じと思いますが、Big Islandとも呼ばれており、ハワイで一番大きな島です。
一方人口は、ホノルル市を有するオワフ島よりもかなり少ないです。
ですが、ハワイのオリジナルの文化はハワイ島にあると多くの人が言ってます。
フラダンスの世界大会もハワイ島で開かれます。
天文台自体は山頂にあるのですが、人が常駐する観測施設はヒロ市の外れにあります。
人口は5万人くらいでしょうか?ホノルルの80万人規模とくらべるとかなり少ないですね。
日系の方々が多く過ごしており、市の湾の近くには鳥居や「SUISAN」という名前の魚の卸市場があったりします。
このプロジェクトに関わることで体験したこぼれ話や英語にまつわる話を時々アップしていきます。
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